PR
朝から雨。それでもせっかく九州までジムニーできたので、本土最南端の佐多岬を目指す予定。その後は林道や田舎道を走ってみたかったけど、この天気では土砂崩れの心配があったので、時間があれば『鹿屋航空基地』の資料館でもよってこようかと思っている。
鹿児島駅近くのビジネスホテルから、フェリーで桜島に渡り、そこから大隅半島を南下する。
本来海沿いのよさげな道なんだけど、いかんせん土砂降り。ひたすら走るしかなかった。
途中、トイレ休憩で道の駅に立ち寄った。
道のそばに巨木。
実は数年前、自転車でこの辺りを走ったことがあり、印象に残っていた巨木。また会えた良かった。
自転車で来た時は、峠越えがきつかった覚えがあるけど、今回はあっさり佐多岬到着。
自分が来たかった、というより、ジムニーをこの場所に連れてきたかった、というのが正直のところ。
もう少し先に車、自転車で走れる最終地点がある。
こんな巨木あったっけ?
ここからは20分程度歩く必要がある。土砂降りならどうしようかな、と思っていたら、奇跡的に雨が止んだ。
この天気なので、ほとんど人がいない。じめじめした亜熱帯風の森をぬけると、灯台が見える展望台に到達。一般人が来れる本土最南端だ。
また雨が降りそうなので、急いで引き返す。
ジムニーに戻ってすぐにまた土砂降りとなった。
時間があるので、戻って『鹿屋航空基地』に向かう
『鹿屋航空基地』は今も使われている自衛隊の基地。一般道なのか基地内の道なのかよくわからないところを通って、到着。
相変わらず雨は降っている。外に航空機が展示されているが、ひとまず中に入ることにした。
その前に腹ごしらえ。やっぱり自衛隊といえばカレーでしょう。
おっ、二式大艇ですね。
現役の基地なので、あまり期待していなかったのですが、想像以上の規模。写真は零戦で、『知覧特攻平和会館』の朽ち果てた感じではなく、きれいに修復されていました。
ここまでは撮影可能エリアでしたが、これ以降の特攻関連の資料は撮影不可でした。遺書や辞世の句など、個人のプライベートにかかわるものが多いからだと思います。
『知覧特攻平和会館』ほどの規模ではなかったですが、やはり心に迫るものがありました。
鹿児島の左側、『知覧特攻平和会館』があった薩摩半島は陸軍航空隊、右側の大隅半島は海軍航空隊だったようですよ。
昨日、今日でいろいろ勉強になりました。『神風特攻隊』というのは海軍側だけの呼称ということも初めて知りました。
特攻関連の展示スペースを過ぎると、自衛隊関連の展示物が所狭しと並んでいました。
もう古いのでしょうが、実際の装備が触ったりできる状態で展示されているので、中二病心がくすぐられます。
これはヘリコプターの操縦席ですが、対潜哨戒機のコクピットや管制室なんかにも実際に座れます。
現役の自衛隊の基地であることがわかる光景でした。
この後鹿児島市に戻り、九州最後の夜を天文館で過ごすことにしました。
最後ですか? 1か月くらいを予定していたと聞きましたが?
第11日目になるこの旅ですが、なんと明日が最終日となってしまいます。1か月を予定していたのに、まさかの2週間で終了。理由は二つあって、一つは天候。この先1週間は天候不順が続くということ。エピローグでも書こうと思いますが、ジムニーでの車中泊は、天候が悪いとつらいんです。
もう一つ、事前に段取りはしていたのですが、仕事の関係上、直接会ったほうが良い案件がありまして。天候と合わせてこのタイミングで旅を終えることにしました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
にほんブログ村に参加しています。バナーをクリックしていただけると励みになります。
第11日目の終点