行動の裏側にある「闇」に光を当てる
『脳の闇』は、脳の進化の過程で生まれた「闇」の部分に焦点を当て、人間の行動や心理を科学的に解き明かしていく一冊です。
本書では、承認欲求、正義中毒、ポジティブ思考の落とし穴など、私たちの日常生活に潜む脳の「闇」について解説されています。例えば、承認欲求は、他者から認められたいという欲求ですが、それが行き過ぎると、SNS依存や自己顕示欲の肥大化に繋がる可能性があります。また、正義中毒は、正義感の強い人が陥りやすい状態であり、自分の意見を押し付けたり、他人を攻撃したりしてしまうことがあります。
特に、承認欲求と正義中毒に関する章は、自身の経験に照らし合わせて共感する部分が多くありました。脳の「闇」を理解することで、自分の行動や心理を客観的に分析することができ、より良い人間関係を築くためのヒントにもなります。
なになに
こういった人間の行動や心理を、最新の脳科学で解説した本は多く出てますね。私やムアムアさんは、よく橘玲氏の本を読みますが、それと比べてこの本はどういったところが特徴的でしたか?
適度に科学的で、適度に著者自身の体験がエッセイ的に盛り込まれていて、すごくバランスが取れていると思いました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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