【作者】国立国語研究所
【発行日】2021年
【おすすめ度】★☆☆ 面白かった。
【キーワード】敬語/絵文字/手話/
【NDC10版】810 日本語
要約
「日本語の大疑問」は、国立国語研究所がまとめた、日本語にまつわる様々な疑問についての解説書である。日本語には複数の表現方法があり、その使い分けには細かなニュアンスがあるため、日本語を学ぶ外国人や、日本語を使う日本人にとって、役立つ情報が多く含まれている。
本書では、例えば「～てある」「～ためには」といった表現の使い分けや、「なくちゃ」「なくては」といった言い回しの違い、また、単語の意味や語源、方言や慣用句の使い方など、多岐にわたる内容が紹介されている。
MuaMuaさん、私も読みました。各分野の専門家が回答しているので、単なる豆知識以上の解説なので面白い。
こういった豆知識本で、手話にまでその範囲を広げたのはなかなかないですね。
また、日本語と英語の違いについても取り上げられており、特に英語に翻訳する場合に注意すべき点や、英語の言い回しに対応する日本語の表現についても詳しく解説されている。
「日本語は難しい言語なのか」等、外国語との比較の話は面白かった。
本書は、日本語に関する疑問を持つ人や、日本語を教える人、学ぶ人にとって、非常に有益な一冊である。日本語の使い方について深く理解することで、より正確かつ適切な表現ができるようになり、コミュニケーション能力の向上にもつながると考えられる。
