ギャラリー
この木なんの木?
昔は3本たちで、木の高さは、40mのみごとな大銀杏でした。
文化13年・長者村の庄屋であった高橋嘉太平が、十王堂の改築時に、3本のうち、一幹を用材として切りました。
その後大正2年の火災で地上9m以上が消失、また大正4年の台風により他の一幹が、地上6mから倒伏しましたが、樹勢を回復し1本で森のような大樹になりました。
案内標識より
幹を見るとこの巨木は何本かの幹が集まっており、その内何本かは切り株になっていたり、極端に短くなっています。それでもこの勢いは大したものです。
しかしながら、昭和45年の台風10号でまた樹冠がひどく傷められたが、不思議にも樹勢はますます旺盛で特に秋の紅葉は素晴らしいものがあります。
案内標識より
何度痛めつけられるのでしょう。もうやめてあげてください。
現在根元の周12m 目通り11m、樹高約15mあり推定樹齢は1200年といわれています。
案内標識より
コラム:国道439号線
「与作(ヨサク)」とばれる酷道
国道439号線。この名前はとある方面には有名な道です。とある方面とは、ずばり「酷道マニア」です。
酷道(こくどう)とは、日本の道路の俗語で、一般国道のうち乗用車による通行が困難であるなど文字通り「酷(ひど)い状態の国道」を、「国道」の読み(こくどう)に引っ掛けて揶揄するものである。
wikipediaより
四国地方の中山間地域を東西に縦貫する道路で、徳島市から四万十市までおよそ350kmあります。私は徳島市からこの仁淀川町までしか走ったことはありませんが、剣山付近や徳島・高知県境の京柱峠付近は、道幅が狭く、路面も荒れていて、なかなかの『酷道』ぶりです。林道とまでは言いませんが、それに近い箇所もあります。またガソリンスタンドがまばらな個所もありますので、通過する際は早めのガソリン補給が無難です。
急斜面に棚田がひろがる
そんなヨサクですが、風光明媚なスポットが多い道でもあります。四万十川や四国カルスト、剣山、奥祖谷二重かずら橋が有名です。この巨木が立つ仁淀川町も棚田と、清流四万十川をしのぐ透明度といわれる仁淀川があり、機会があればぜひ訪れてほしいと思います。
訪れたのはGWだったので、鯉のぼりがはためいていました。谷が深い四国山地をドライブしていると良く見かける光景です。