正義の申し子

【著者】染井為人

【発行日】2018年

【おすすめ度】★☆☆　面白かった

【キーワード】YouTuber,半グレ,二重人格

【NDC10版】913.6 : 日本文学–小説．物語

コンテンツ

二人の対決は次第にエスカレートしていく……

『正義の申し子』は、カリスマユーチューバーの“ジョン”こと純と、悪徳請求業者の鉄平という、正反対の二人が織りなす痛快なエンターテイメント作品です。

引きこもりながらも、正義感から悪徳業者を痛烈に批判する動画を配信するジョン。彼の動画はたちまち話題となり、視聴者を熱狂させます。一方、ジョンに騙された鉄平は、彼を捕まえるべく動き出し、二人の対決は次第にエスカレートしていく……。

この小説の面白さは、何と言っても予想外の展開にあります。ジョンと鉄平の衝突だけでなく、半グレや女子高生など、個性豊かなキャラクターたちが物語を盛り上げます。特に、ジョンが関西弁の悪徳業者を相手に繰り出す痛快なやりとりは、読んでいて爽快感があります。

マヒマヒさん、私も読みました。意外な組み合わせと予想外な展開が、印象的な作品でしたね。

染井氏独特の鋭い社会批判が繰り広げられる暗い展開を予想していたのですが、よい意味で裏切られました。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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