【著者】小谷太郎
【発行日】2021年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった おすすめします
【キーワード】常温核融合,神の手,STAP細胞,記憶がない,記録がない
【NDC10版】402 : 科学史・事情
捏造が根絶できないという現実
『なぜ科学者は平気でウソをつくのか』は、科学の世界における捏造やウソの存在について深く掘り下げた一冊である。著者の小谷太郎は、科学者がなぜウソをつくのか、そしてそれがなぜ消えないのかについて詳しく解説している。
この本を読んで、特に印象的だったのは、科学の世界でも捏造が根絶できないという現実である。科学者たちは真実を追求するという使命を持っているが、その一方で、彼らもまた人間であり、様々なプレッシャーや誘惑に晒されている。その結果、時として科学者たちはウソをつくことを選択する。
また、この本は有名な科学者や考古学者の捏造事件を客観的に解説し、分析している。それぞれの事件がどのような影響を及ぼしたのか、その範囲はどれほど広かったのかをランク付けしている点も興味深い。
STAP細胞の件についてもかかれている。本書では、捏造自体は悪質であるとしながらも、マスコミの騒ぎ方は異常であると指摘している。この事件については個人的にも注目していたので、多角的に見るという視点は新鮮であった。
ムアムアさん私も読みました。有名な事件から、マイナーな話まで様々な実例を取り上げていますね。
捏造のメカニズムを知ることは、だまされないためにも、だまさないためにも、必要だと思いました。
僕は理系だから、自分が捏造する立場にならないように、って思った。
私も読みました。STAP細胞の件については、ずっと興味を持っていたので、また別の見方もできるな、って感じました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
にほんブログ村に参加しています。バナーをクリックしていただけると励みになります。