【著者】井上真偽
【発行日】2023年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった おすすめします
【キーワード】ドローン,三重苦,ヘレンケラー,地下街,脱出,地震災害
【NDC10版】913.6 : 日本文学–小説.物語
彼女の命運は最新のドローンに託される
『アリアドネの声』は、井上真偽によって執筆された脱出系(?)サスペンス小説です。物語は、巨大地震が発生し、地下の暗闇の中に取り残された女性を救出するために奔走する主人公の視点で書かれています。彼女は目が見えず、耳も聞こえず、救助隊の進入が不可能な状況に置かれています。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう中、彼女の運命はドローンを操る主人公の指先に託されます。
『アリアドネの声』は、緊迫感溢れるシチュエーションから始まります。地震によって引き起こされた状況の中で、生死を左右する選択を迫られる登場人物たちの姿が描かれています。特に地下に取り残された彼女の立場は、極めて過酷であり、彼女の闘いに心を打たれます。
マヒマヒさん、私も読みました。まさかこういった形でドローンが、ある意味「主役」になるとは思いませんでした。
本当に頑張りましたよね。
僕は、物語中盤からの「障害偽装疑惑」が、ああいった形で終えたのが感動的だったな。
見事な伏線回収でしたね。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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