驚異的な気候変動の記録
『人類と気候の10万年史』は、地球環境変動と人類史の関係を、福井県水月湖の年縞データに基づいて詳細に紐解いた科学ノンフィクションである。著者は、水月湖の年縞が示す驚異的な気候変動の記録を丹念に分析し、温暖化と寒冷化が繰り返された激動の時代における人類の営みを明らかにする。
ムアムアさん、私も読みました。本当にすごい研究だと思う。これだけの期間を年単位の分解能で分析できるなんて。
気候変動に対する著者の立ち位置が、俯瞰的で、科学的ですごく好感が持てる。
「氷期から温暖期への変化が数年で起きた?」など驚きの分析結果も興味深い。
ウン万年前のあの年に積もった土が残っているということ?
じゃあここが壇ノ浦の戦いがあった年の土、ってわかるの?
それってすごくない?
・・・・本当にすごい。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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