15歳の少年がテロを起こす
『15歳のテロリスト』は、少年犯罪を題材にした社会派サスペンス小説です。
物語は、都内の新宿駅で発生した爆破事件から始まります。犯人は、15歳の少年・渡辺篤人。篤人は、少年犯罪被害者の会で出会った安藤という記者の追跡を受け、次第に追い詰められていきます。
物語の序盤は、篤人の犯行動機に焦点が当てられます。篤人は、幼い頃に家族を火事で亡くし、孤独な生活を送っていました。そんなある日、篤人の家に放火したのが、当時13歳の少年・灰谷ユズルだったことが判明します。篤人は、ユズルに復讐するために、テロを起こすことを決意します。
やがて、篤人とユズルの過去が明らかになっていくことで、少年犯罪の根源的な問題が浮き彫りになっていきます。物語の結末は、衝撃的な展開を迎えます。
マヒマヒさん、私も読みました。すこし唐突感がある結末ですが、一気に読めました。
僕は、主人公の行動原理がちょっと理解できなかったかな。それに黒幕が、あれほどの犯罪を犯す動機としてはちょっとな・・・。
確かにそういう面はありますね。ただ主人公に関しては、その短慮な行動が少年らしさを出している、と思いました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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