総額106億円
『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』は、2013年に発売された、大王製紙前会長の井川意高氏が自らの不祥事を告白した書籍に加筆して文庫本化されました。
井川氏は、大王製紙の創業家三代目として、幼少期から恵まれた環境で育ち、東大法学部を卒業後、大王製紙に入社。27歳で赤字子会社を立て直し、42歳で本社社長に就任しました。しかし、2011年、井川氏は子会社から総額106億8000万円を借り入れ、カジノで浪費していたことが発覚。会社法違反(特別背任)の容疑で逮捕され、懲役3年6月の実刑判決を受けました。
本書は、井川氏が逮捕されるまでの経緯と、逮捕後の獄中生活を振り返りながら、自らの罪を悔いる内容となっています。
本書は、他人との比較や自己肯定感の欠如に苦しんだ幼少期、周囲からのプレッシャーに押しつぶされ孤独感を募らた大王製紙の社長就任時、そしてカジノで勝つことで、自分の能力や存在意義を証明しようとしていたギャンブル依存症の時、と様々な場面での井川氏の心の闇が赤裸々に綴られています。
マヒマヒさん、私も読みました。本書を読む前から、この事件の概要は知っていましたが、やっぱり金額が巨額過ぎですよね。交友関係や遊び方が普通じゃないです。
マヒマヒさんこういう人嫌いでしょう。
大っ嫌いです。(笑) だからこそどんな言い訳が書いてあるのか読んでみたくて。
読んでみてかわいそうなところもあるけど、やっぱり納得いかないですね。こんな人が身内にいらた本当に不幸です。
僕も読んだよ。もう少しギャンブル依存症に至る心理描写が欲しかったかな。
本人による著作なので、そこまで客観的な分析は無理なんでしょうね。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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