-6輪2足でどこまでもー 管理人 甲斐駒仙丈 
川のほとりに立つ者は
川のほとりに立つ者は

川のほとりに立つ者は

【作者】寺地はるな 

【発行日】2022年

【おすすめ度】★☆☆ 面白かった。

【キーワード】ADHD/ディスレクシア

【NDC10版】913.6 日本文学 小説.物語 近代:明治以後

ノートには、幼い頃から抱えていた秘密

『川のほとりに立つ者は』は、恋人の入院をきっかけに、彼の秘密を知ることになる主人公の物語です。主人公の原田清瀬は、カフェの店長として働く28歳の女性。ある日、恋人の松木が事件に巻き込まれ、意識不明の重体となる。清瀬は、松木の部屋を訪れ、彼が隠していたノートを見つける。ノートには、松木が幼い頃から抱えていた秘密が綴られていた。

清瀬は、松木の秘密を知ることで、彼をより深く理解するようになり、彼を受け入れていくようになる。この作品は、恋人や家族など、身近な人の秘密を知ったときの葛藤や、その先にある希望を描いた物語です。

また、本作は、社会的弱者の物語でもあります。本書にはADHDやディスレクシアなどの障害を持ちながら、懸命に生きている人や、貧困やDVにさらされている人が登場し、物語に深くかかわってきます。

本作は、恋愛小説であると同時に、人間関係の大切さを教えてくれる作品です。

マヒマヒさん、私も読みました。恋愛小説かとおもっていたら、学習障害やDVなどが絡んできて、なかなか考えさせられました。

本書は本屋大賞2023にノミネートされた作品です。人気の作品なので、手に取りました。思っていた以上に重い作品でした。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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