【作者】エフ
【発行日】2023年
【おすすめ度】★☆☆ 面白かった。
【キーワード】証券会社/上級国民/無敵の人/Fラン大学就職チャンネル
【NDC10版】913.6 日本文学 小説.物語 近代:明治以後
富裕層を陥れ、その財産を奪う計画
エフ著『金融義賊』は、格差社会を憎む証券マンが、富裕層から金を奪い、下層弱者に再分配するという物語である。
主人公は、生まれながらの格差を恨み、富裕層に憤りを感じている。彼は、証券マンという立場を利用して、富裕層を陥れ、その財産を奪う計画を立てる。計画は、巧妙かつ大胆なものであり、読者は思わず手に汗を握ってしまう。また主人公の葛藤や成長も丁寧に描かれており、彼を応援したくなる。
本書は、格差社会の問題を鋭く描いた作品であり、同時に、人間の欲望や葛藤を描いた作品でもある。
ムアムアさん、私も読みました。私が以前投稿した『なぜ銅の剣までしか売らないんですか?』と同じ、Youtubeの『Fラン大学就職チャンネル』発の作品ですね。
前投稿を読んで、本書を読んだんですよ。
私も読みました。前作は「RPGの世界観」がとても奇抜で楽しめたのですが、今回は実社会、それも金融業界だったので、それが得意な、例えば池井戸潤氏の作品と比べるとどうかな?と思ってしまいました。
確かにそうですね。ただYoutubeのチャンネルを含めて、著者のエフは格差社会や、弱者/強者の理論などのテーマに強みを持っているので、本作もそれを感じるよ。ピカレスクロマンとして面白い小説だと思う。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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