【作者】小野一光
【発行日】2023年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。
【キーワード】事実関係証明書/マインドコントロール/通電
【NDC10版】368.61 社会病理 殺人. 暗殺
猟奇的な犯行
『完全ドキュメント 北九州監禁連続殺人事件』は、1996年から2002年、福岡県北九州市小倉北区で発生した監禁・連続殺人事件を取材したドキュメントです。著者らは事件の背後に潜む犯罪者の心理や犯行の詳細に迫るとともに、捜査当局の奮闘や被害者とその家族の苦悩を綿密に描写しています。
この書籍は、事件の真相を解き明かすための詳細な取材と分析に基づいており、事件の全体像が明らかにされています。犯罪者の心の闇や動機、そして彼らが繰り広げた猟奇的な犯行についての描写は、恐ろしさと不気味さを感じさせます。
また、この本は捜査の過程や逮捕までの詳細を追い、読者には刑事たちが犯人を追い詰めるまでの苦闘がリアルに伝えられます。特に、法執行機関のプロフェッショナリズムと犯罪者の狡猾さの対立が印象的です。
マヒマヒさん、私も読みました。しかしなんですかねこの事件。家族に殺させ、しかも死体解体って・・・・。読んでいてい陰鬱になりました。
マインドコントロールって怖いと思いました。
僕も読んだ。裁判資料などの公的資料を多数引用して、本書の客観性と中立性を担保していて、著者のジャーナリストとしての力量を感じる。
その裁判資料も読むに堪えない内容が多いですけどね。こんな悲惨な事件があるということを忘れてほしくない、という意味で★★にしましたが、グロテスクな描写が苦手な人は避けた方がいいかもしれません。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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