犯人は、なぜ爆弾テロを起こそうと思ったのか
呉勝浩氏の『爆弾』は、東京都内で連続爆発事件が発生する中、犯人の予言を聞いた刑事たちが真相を追うサスペンス小説です。
本作の最大の魅力は、犯人の予言が、単なる偶然ではなく、綿密な計画に基づいたものであることが徐々に明らかになっていく点です。犯人は、なぜこのような事件を起こしたのか、そして、その目的は何なのか。刑事たちが真相に迫る過程は、読者の興味を最後まで持続させます。
また、本作では、登場人物たちの内面が丁寧に描かれています。犯人は、なぜ爆弾テロを起こそうと思ったのか。刑事たちは、事件を追う中で、自分たちの内面と向き合うことになります。登場人物たちの心理描写は、本作に深みを与えています。
マヒマヒさん、私も読みました。冒頭の取り調べ室で行われる、犯人と刑事たちのやり取りが印象的でした。どんな理由があるのか知りたくて、イライラさせられます。
犯人の術中にはまりましたね。それが苦手、という読者もいるかもしれないですが、最後まで読めば見事に伏線を回収してくれます。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
にほんブログ村に参加しています。バナーをクリックしていただけると励みになります。