【作者】池上彰
【発行日】2022年
【おすすめ度】★☆☆ 面白かった。
【キーワード】侵略戦争/対米関係/トラテロルコ条約
【NDC10版】302 政治・経済・社会・文化事情
中南米の歴史、政治、経済、社会、文化
池上彰著の「池上彰の世界の見方 中南米」は、中南米の歴史、政治、経済、社会、文化などをわかりやすく解説した書籍である。池上彰氏の特徴である、簡潔でわかりやすい文章と、豊富な事例が、中南米について知りたい人にとって、とても役立つ一冊である。
『知らないと恥をかく 世界の大問題』シリーズとともに、この『世界の見方』シリーズもわかりやすくて、なめになりますよね。
そうなんですよ。この『世界の見方』シリーズは世界の地域毎の歴史や経済について、わかりやすく解説していて、現在まで14冊。この中南米が最新になります。
植民地化された歴史
本書は、中南米の歴史から始まり、政治、経済、社会、文化など、さまざまな分野について解説している。中南米は、スペインやポルトガルなどのヨーロッパ諸国によって植民地化された歴史があり、その影響が今でも残っている。また、中南米は、近年、経済成長を続けている地域でもあり、今後、世界経済においてますます重要な役割を果たすと考えられている。
中南米はあまり日本と関わりの少ない地域ですよね。私もメキシコとかキューバは知っているけど。
それなら本書はおすすめです。ヨーロッパ諸国によって植民地化された歴史から、どうやって独立したか、現在の治安はどうか、など詳しく書かれています。
ヨーロッパ諸国による植民地化の歴史の他に、アメリカによる侵略についても解説してますね。「今のロシアのウクライナ侵略と変わらない」と批判しています。ちょっと驚きました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
にほんブログ村に参加しています。バナーをクリックしていただけると励みになります。