【作者】ダン・アリエリー
【発行日】2014年
【おすすめ度】★☆☆ 面白かった。
【キーワード】行動経済学
【NDC】331 経済学.経済思想
理屈に合わない不合理な行動
ダン・アリエリー著『不合理だからうまくいく』は、人間の行動を経済学的な視点から分析する行動経済学をテーマにした一冊である。本書では、人間が不合理な行動をする理由を、さまざまな事例を挙げながらわかりやすく解説している。
第一部は『職場での理屈に合わない不合理な行動』 報酬やイケア効果、自前バイアスなどの実例を挙げている。
第二部は『家庭内での理屈に合わない不合理な行動』 感情と共感、短期的な感情などの実例を挙げている。
人はリスクの高い選択を避けようとしたり、損失を避けようとしたりする傾向がある。また、人は自分の選択を正当化するために、後付けの理由を探したりすることもある。本書を読むことで、人間の不合理な行動の理由を理解し、自分がその立場に立た時、より合理的な選択をできるようになる
前投稿『予想どおりに不合理』の続編ですね。私も前半だけ読みました。報酬についての実例の話を読んでいて、経営者が報酬を下げる言い訳に使ってほしくないな、なんて思ってしまいました。
人類の進化の歴史で、今のような社会は、ごく短い最近のことなんですよね。だから進化の過程で獲得した行動が、今の社会では不合理にみえる。
さすが理系。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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