-6輪2足でどこまでもー 管理人 甲斐駒仙丈 
生涯弁護人 事件ファイル 1,2
生涯弁護人 事件ファイル 1,2

生涯弁護人 事件ファイル 1,2

【作者】弘中惇一郎 

【発行日】2021年

【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。

【キーワード】厚生省郵便不正事件/小沢一郎事件/鈴木宗男事件/薬害訴訟/医療過誤訴訟/カルロスゴーン事件/薬害エイズ訴訟/ロス疑惑/痴漢冤罪/芸能人プライバシー/無罪請負人

【NDC10版】327.6 司法. 訴訟手続法 刑事訴訟法

表紙_障害弁護人1

実際の裁判を題材

『生涯弁護人 事件ファイル』は、弁護士弘中惇一郎氏によって執筆された実際の裁判を題材にした書籍である。

本書では、弁護士として数々の難事件に立ち向かってきた著者自身の実体験をもとに、法廷の舞台裏や事件の推理・解決のプロセスを紹介している。弘中氏は鮮やかな筆力と緻密なストーリーテリングで、読者を事件の現場に引き込みながら、法律や司法制度についてもわかりやすく解説している。

本書の魅力は、リアルな事件の描写と法的な視点の融合にある。事件の舞台裏や弁護士の思考プロセスが詳細に描かれており、読者はまるで事件に関与しているような臨場感を味わうことができる。また、法的な知識や手続きについても詳細に解説されているため、法律に詳しくない読者でも理解しやすくなっている。

私も読みました。著者が超有名な弁護士で、内容も超有名な事件ばかり。これは読み応えありました。

臨場感ありますよね。学生運動の話だと、「なんだか姑息な手を使う弁護士だな」という反感が沸いたし、痴漢冤罪や郵便不正事件では「正義の味方、悪徳検察をやっつけろ」なんて思えてくる。

事件の背後にある要因

また、本書は単なるエンターテインメントだけでなく、社会的な問題や法の役割についても考えさせられる一冊である。事件の背後にある社会的な要因や倫理的なジレンマが浮かび上がり、読者は法と正義について深い洞察を得ることができる。

学生闘争やロス疑惑の話は、ちょっと古すぎて私には実感がわかなかったけど、厚生省の木村厚子さんの事件(厚生省郵便不正事件)やカルロスゴーン事件は臨場感がありました。
特捜部ってなんだか怖い。

ロス疑惑のマスコミ報道もすごかったですよ。当時絶対犯人に間違いない、って思ってました。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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