【作者】河合雅司
【発行日】2017年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。
【キーワード】人口減少/戦略的縮小
【NDC10版】334.31 人口問題. 人口政策 日本
人口減少がもたらす日本の未来
『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』は、河合雅司氏によって執筆された、人口減少がもたらす日本の未来についての書籍である。
本書では、人口減少の現状と背景が詳細に解説されており、さらには人口減少が社会や経済に与える影響や将来の展望についても掘り下げられている。河合氏は、多くのデータと分析をもとに、人口減少に伴う課題や機会、そしてそれに対する戦略的なアプローチについて提案している。
なになに
ムアムアさん、私も読みました。私はこれしか読んでいませんが、河合氏はほかにも書いていますよね。
「未来の~」シリーズは5冊出ているはずです。またマンガ化されてもいます。
要約
第1部 人口減少カレンダー
2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
・・・ほか
2017年以前の予想カレンダーなので、現段階でどこまで当たっているか、という視点で読んでもおおしろいですね。
2020年からの「コロナ流行」で大きく世界が変わりましたからね。
第2部 日本を救う10の処方箋
「高齢者」を削減
24時間社会からの脱却
非居住エリアを明確化
中高年の地方移住推進
第3子以降に1000万円給付
・・・ほか
「戦略的縮小」「住むところの制限(コンパクトシティ)」などが必要ですね。
田舎に住むことが贅沢になるんですね。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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