【作者】池井戸潤
【発行日】2006年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。
【キーワード】東京第一銀行/現金紛失/架空融資
【NDC】913.6 日本文学 小説.物語 近代:明治以後
東京第一銀行 長原支店
『シャイロックの子供たち』は、池井戸潤氏によって2006年に出版された小説です。副支店長、女性行員、課長代理長、、、この作品は、架空のメガバンク「東京第一銀行 長原支店」を舞台にした、各章ごとに支店内の人物が主人公になる短編集です。銀行特有の人間ドラマが、池井戸潤氏独特のリアルな描写と緻密なストーリーテリングが特徴です。
マヒマヒさん、私も読みました。『半沢直樹』同様にテレビドラマ化、映画化もされていますよね。
テレビドラマは地上波ではなく、WOWOWで2022年。映画は2023年ですね。
やがて一つの犯罪に
パワハラや現金紛失など支店内で発生する小さな事件が、やがて大きな犯罪にかかわっていくことが明らかにされていきます。
この辺のストーリーの進め方、さすがと思いましたね。経済小説としてもミステリー小説としても一級品です。
この作品は池井戸氏の比較的初期の作品で、本人曰く「その後の小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と言っているそうです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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