-6輪2足でどこまでもー 管理人 甲斐駒仙丈 
丸尾のブナ
丸尾のブナ

丸尾のブナ

代表_丸尾のブナ

【名称】丸尾のブナ(まるおのぶな)

【所在地】長野県、上伊那郡中川村

【おすすめ度】★★☆ おすすめします

【周囲の環境】★★☆ 良い立地です

【アクセス難易度】★☆☆ やや難

ギャラリー

下から広角_丸尾のブナ

標柱と_丸尾のブナ

この木なんの木?

木の概要  樹齢推定六百年、目通り幹の周囲六.四五m、樹高十四.五m、東西二十二m、南北二十m

(中約)

往古より丸尾宮澤氏所有地且つ所有木

昭和二十三年(1945)より丸尾耕地共有地且つ共有木

昭和三十年(1955)より官行造林地として長野営林局と契約の為南向村(現中川村)へ所有権を移転す。

案内標識より

 推定600年。古くからこの木の存在が知られていたということでしょうか。幹回りの苔むした感じが、風格を感じます。

 

由来

 文明元年(1469)丸尾村、宮澤播摩源宗長の代 このブナの木を御神木と定め、根本へ祠を建立す。

 諏訪大社の御神体として薙鎌をこの祠へ祭りブナの木明神と称して毎年三月初の酉の日を祭日として祝い祭ってきたが、明治初年、丸尾熊野神社へ移奉す。

御神体薙鎌の謂

 鳥の形に作ってある鎌(宮澤氏にて保存)風を薙ぐ(鎮める)即ち風鎮めの神である。

 当時、諏訪大社より分社の印としてこの薙鎌の下付を受けて祭ったものと思われる。

案内標識より

 なるほど。今から約550年前にはすでに御神木とされていたということですね。ということは推定600年というのは間違っていない、というかそれ以上なのでしょう。

 このあたりは、諏訪大社が近く、その影響の濃さがうかがえます。

コラム:陣馬形山キャンプ場

 丸尾のブナから林道を上がったところに、『陣馬形山キャンプ場』があります。某キャンプアニメで有名になったキャンプ場です。全国的にはこちらの方が有名かもしれません。

陣馬形山山頂より中央アルプス方面
陣馬形山山頂より中央アルプス方面
陣馬形山キャンプ場
陣馬形山キャンプ場

 キャンプ場を抜けて、木道を少し上ると陣馬形山の山頂です。ここからの眺めは最高で、ふもとには、伊那市や駒ケ根市が見えます。正面は中央アルプスで、晴れていれば宝剣岳や空木岳、木曽駒ケ岳といった名山が見えるのでしょう。残念ながら、本日は雲がかかっていて見えませんでした。

 キャンプ場に泊まれば、中央アルプスに沈む夕日や、ふもとの町の夜景きれいなのでしょう。機会があれば、実際に泊まって、このサイトで紹介したいと思っています。

アクセス

 公共交通機関はなく、アクセスは車のみです。舗装はされていますが、すれ違い困難な林道を30分以上走る必要があります。支線も数多くありますが、『陣馬形山キャンプ場』への案内板に従えば迷いは少ないかと思います。

 かなりの勾配のため、天候不良の際は避けるべきです。(冬季は閉鎖) また私が利用した林道は南側からアプローチする林道です。地図には県道210に抜ける東側ルートもあるようですが、詳細不明です。

https://www.vill.nakagawa.nagano.jp/site/jinbagata/6462.html

 丸尾のブナへは林道に車を止めて、山道を10分程度歩く必要がある。入口には案内板があり、山道としてはしっかりとしているので、道迷いの心配はありません。(2022年現在)

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