【作者】伊藤計劃
【発行日】2007年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。
【キーワード】特殊部隊/脳機能/個人情報管理/虐殺の文法/人工筋肉/
【NDC】913.6 日本文学 小説.物語 近代:明治以後
近未来を舞台にしたSF作品
『虐殺器官』は、伊藤計劃氏による小説であり、近未来を舞台にしたサイエンスフィクション作品です。本書は、主人公の少尉クラヴィスが、テロリスト組織の捜査を通じて、戦争や監視社会の問題を浮き彫りにしています。
筆者の描写は非常にリアルであり、読者を物語の世界に引き込む力があります。また、テーマとなる戦争や監視社会に対する批判的な視点が強く、現代社会の問題にも通じるメッセージ性を持っています。
仙丈さんか好きそうなので、お貸しした本の中に入れておきました。読まれました?
読みました。私の好きな本をよくわかってますね。雰囲気的に『攻殻機動隊』のイメージですね。漫画版ではなく、押井版(アニメ『攻殻機動隊 S.A.C.シリーズ』)の方ですが。
ですが、それは表面的な類似点で、実際アクションシーンはそれほど多くない。それよりも脳科学や進化人類学な知見を基に、「意識とはなにか」「人間の本性とは」のようなテーマについて主人公の視点で語られていますね。
語りますね~
語りますね~
著者 伊藤計劃氏について
著者の伊藤計劃(いとうけいかく)氏は、1974年東京生まれで、2007年に本作で小説家として本格的にデビューしました。ししガンを患い、活動期間わずか2年ほどで逝去してしまいました。
映像化について
「Projet Itoh」として伊藤氏の3作品、本作のほかに『ハーモニー』『屍者の帝国』、が劇場用アニメになりました。またハリウッド作品として本作が映像化されれうとの情報もあります。
まだ見ていませんが、日本のアニメならうまく映像化しているかもしれません。ちょっと見てみよう。
ハリウッドは、大丈夫ですかね・・・・・
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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