【作者】凪良ゆう
【発行日】2022年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。
【キーワード】不倫/田舎のいやらしさ/ヤングケアラー
【NDC10版】913.6 日本文学 小説.物語 近代:明治以後
恋愛小説でありながら
『汝、星のごとく』は、瀬戸内の島を舞台にした恋愛小説です。17歳の主人公、暁美と櫂の、切なくも美しい恋物語を描いています。暁美は、母親の病気や家庭の事情に悩みながらも、櫂に恋をする少女です。櫂は、自由奔放な母親との関係に悩みながらも、暁美に惹かれる少年です。2人の複雑な心模様が、丁寧に描かれています。
また、この小説は、ヤングケアラーやLGBT、田舎のいやらしさなど、社会的な問題も取り上げており、主人公の二人がそれらの困難に翻弄されながらも懸命に生きていく姿にひきつけられます。
『汝、星のごとく』は、恋愛小説でありながら、人生の意味や、生きることの自由さについて考えさせてくれる作品です。
マヒマヒさん、私も読みました。すれ違いや不倫など、久しぶりにドロドロの恋愛小説が展開されていました・・・。男視点と女視点で交互に書かれていたので、二人のすれ違いが見事に表現されています。
主人公の二人だけではなく、様々な恋愛模様が描かれてます。それにヤングケアラーや田舎独特の陰湿さも、ストーリーをより深いものにしていると思いました。
僕も読んだよ。先生完璧すぎ! 櫂の母親ムカつく!!
・・・感情移入しすぎです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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