地下建築に閉じ込められた9人の男女
夕木春央著『方舟』は、山奥の地下建築に閉じ込められた9人の男女が、誰かが殺されるという条件で、犯人探しをしていくミステリー小説です。
本作の最大の魅力は、犯人が誰なのか、最後まで予想がつかない展開です。登場人物たちは、それぞれに秘密や嘘を抱えており、誰が犯人なのか、読者の推理を裏切ってきます。
マヒマヒさん、私も読みました。閉ざされた空間でのサバイバル、サスペンス劇ですが、私はちょっと違和感を感じました。フィクションなので荒唐無稽な場面設定でもいいのですが、あまりにも非現実的なような気がしました。
地下の建築物で、都合よくタイムリミットが発生するところですか。そうですね。もう少しその設定が深くかかわってほしかったという気持ちはあります。
僕は殺人の動機とかトリックかな。やっぱりちょっと無理があって、わかった時の納得感が少なかった。
私は最後の逆転劇ですきっとしましたけど。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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