【作者】中村聡一
【発行日】2021年
【おすすめ度】★☆☆ 面白かった。
【キーワード】リベラルアーツ/コロンビア大学/ヘレニズム/プラトン/アリストテレス
【NDC10版】231 ヨーロッパ史. 西洋史 古代ギリシア
古典的教養の重要性
中村聡一著『教養としてのギリシャ・ローマ』は、欧米の名門大学で重視されるリベラルアーツ、中でも「古典的教養」について、コロンビア大学で学んだ著者が、その真髄をわかりやすく解説した書籍である。
著者は、まず「古典的教養」とは何かについて、その定義と目的を説明する。古典的教養とは、古代ギリシャ・ローマの思想や文化を学ぶことで、人間の根源的な問いに迫り、豊かで多様な視点を身につけることである。その目的は、単に知識を蓄えることではなく、自ら考え、判断し、行動するための力を養うことにある。
著者は、現代社会における古典的教養の重要性を説く。現代社会は、多様化と複雑化が進み、価値観の相違が顕在化している。このような状況において、自らの価値観を明確にし、他者の価値観を理解することは、ますます重要となっている。古典的教養は、そのための基礎となるものである。
ムアムアさん、私も読みました。リベラルアーツについて興味があったので、手に取ったのですが・・・・・難しかったです。
日本書紀でもそうですが、ギリシャ神話以前の歴史の話は、神話と事実がごちゃ混ぜになっていて、どうしてもなじめないんです。
難しいですよね。コロンビア大学ではこれらの古典を原書で読まされるらしいですよ。ですが、欧米の、特にエリートと呼ばれる人の論理的思想の原点なのではないかと思います。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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