大量絶滅はなぜ起きるのか　生命を脅かす地球の異変

【著者】尾上哲治

【発行日】2023年

【おすすめ度】★☆☆　面白かった

【キーワード】三畳紀末大絶滅,スモールワールド

【NDC10版】457 : 古生物学．化石

コンテンツ

大量絶滅事件に迫る

『大量絶滅はなぜ起きるのか生命を脅かす地球の異変』は、2億1500万年前の三畳紀末に起きた、地球史上最悪とされる大量絶滅事件に迫る科学ノンフィクションである。当時、地球上の生物種の80％が絶滅したという恐ろしい出来事の謎を、気鋭の地質学者である著者が独自の視点で解き明かしていく。

著者はまず、三畳紀末に何が起こったのか、詳細な調査に基づいて説明する。化石や地層から得られたデータから、当時の地球環境が急激に変化し、海洋生物や陸生生物が次々と絶滅していった様子が鮮明に描かれている。

従来の説では、巨大隕石の衝突や火山活動などが大量絶滅の原因と考えられてきた。しかし、著者はこれらの説だけでは説明できない点があると指摘し、独自のモデルを提唱する・・・・・。

ムアムアさん、私も読みました。大量絶滅に関する話は私も好きなので、何冊か読んでいますが、本書は三畳紀末に絞っていますね。

一般書としては、かなり専門よりで、その分詳しく説明されている。地球の歴史から考えると、人類の歴史なんて短いな、と思うよ。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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