【作者】安田峰俊
【発行日】2023年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。
【キーワード】ボドイ/群馬の兄貴/技能実習生
【NDC10版】334.41 人口. 土地. 資源 移民[来住民]・難民問題. 移民[来住民]・難民政策 日本
技能実習生制度と不法滞在
『北関東「移民」アンダーグラウンド ベトナム人不法滞在者たちの青春と犯罪』は、ベトナム人技能実習生制度の矛盾と、その制度によって日本に流入したベトナム人不法滞在者が形成するアンダーグラウンド社会を、実証的な取材に基づいて描いたドキュメンタリーです。
本書は、著者がベトナム人通訳の「チーくん」とともに、北関東のベトナム人コミュニティを訪ね歩き、さまざまな人々と出会い、話を聞いた記録です。その中で、著者は、ベトナム人技能実習生たちが、低賃金や劣悪な労働環境に耐えかねて逃亡し、不法滞在者として生きる道を選ぶ背景を浮き彫りにしていきます。
マヒマヒさん、私も読みました。なかなか大手マスコミでは扱いにくいことを、丹念に取材して中立的な目線で書かれていると思いました。
移民問題はなかなか難しいですよね。少ないうちは問題は起きないで仲良くやっていますが、不法滞在者が多くなり、こんな世界が日本に存在していると思うと、ちょっと怖いというのが正直な感想です。
僕も読んだ。著者は技能実習制度を「現代の奴隷制度」とってはばからないですが、その目で見ても不法滞在者の悪質度、いい加減さ、危険度を指摘してる。考えさせられるね。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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