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この木なんの木?
”一樹、森成す三加茂大楠”と詠まれている本樹は、楠としては典型的な繁茂を遂げ、傘の開けたるが如く壮大な樹冠でよく整った樹容を誇り、まさに日本一である。
案内標識より
案内標識に書かれている通り、非常に整った形。某電気メーカーのCM『この木なんの木?』の木といわれても納得できます。ですがあちらの木はハワイの公園にあるらしいです。こちらは水田と住宅地に囲まれていて、CM撮影には向かないかもしれませんね。
樹齢は1000余年と推定され、根回り20m、目通り周囲13m、枝張り東西径46m、南北径40m、樹高訳25mである。昭和40年以降、様々な保護対策が施され、現在も樹勢は旺盛である。
案内標識より
特に北側から撮影した(右写真、メイン写真としても使っています)姿が、とてもバランスよく感じます。
東側には芝生が広がっていて、そこから見ると、横方向への張り出しが少なく、若干違った印象になります。
大正15年、内務省公示第58号をもって「クス」の代表的巨樹として天然記念物に指定され、昭和31年、文化財保護法により、国の特別天然記念物に指定された
案内標識より
同じく国の特別天然記念物として有名なクスに『蒲生の大楠』という巨樹があります。あちらは『蒲生(がもう)』と呼ぶようです。なんだか似てますね。このサイトでもいずれ取り扱いたいと思っています。
コラム:出会い
この木と最初に出会ったのは、四国をツーリングしているときでした。国道を何気なく走っていると、『特別天然記念物』の看板を見つけました。特に目的のあるツーリングではなかったので、何気なく看板がさす方向に右折。
住宅街だったので、それほど期待していなかったのですが、突然現れた大木にびっくり。それ以来、近くを通るたびに何度も訪れるお気に入りのスポットになりました。