【作者】谷本真由美
【発行日】2019年:1 2020年:2 2021年:3 2022年:4
【おすすめ度】★★★ 大変面白かった。 絶対読むべきです。
【キーワード】国連は町内会/「欧」と「米」は別
【NDC10版】304 論文集. 評論集. 講演集
世界の常識から取り残される日本人
谷本真由美著『世界のニュースを日本人は何も知らない』は、日本人が世界ニュースや常識について知らないことを指摘した本であり、また日本のマスコミが世界情勢を正確に伝えていないことを批判した本である。
谷本氏は、日本のマスコミは、自国の利益に沿ったニュースしか報道せず、世界が抱えている本当の問題を伝えていないと主張している。また、日本のマスコミは、世界情勢について知識のない視聴者を対象にニュースを制作しており、その結果、視聴者は世界について誤った認識を持つようになっていると指摘している。
ムアムアさん、私も読みました。毎年一冊のペースで出版されているのですね。池上彰氏の『知らないと恥をかく 世界の大問題』と違い、谷本氏の実体験に基づいた話が多く、外国人と接する際に、大いに参考になる話だと思いました。
私もそうです。外国人という抽象的な存在から、博愛心も我もある人間臭い存在なんだと。「彼も人、我も人」という感じです。たとえ自分と違った考えを持つ人でも、どういう背景でそうなったか、ということが理解できる気がしてきました。
谷本氏は、若いころバックパッカーとして世界中を歩いたようですね。それに国際結婚もしています。世界を肌で感じているんですね。
世界情勢を正確に知るには
谷本氏は、日本人が世界情勢を正確に知るためには、ニュースを批判的に考える力を身に付けさせること、また正確な情報源にあたること、が必要と述べている。
巻末に参考として情報ソースが記載されていまね。参考になります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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