人生はロングゲーム
ドリー・クラークの『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』は、人生を長期的な視点で見ることの重要性を説いた本である。本書では、著者は、私たちは目先の利益に追われ、長期的な視点を失いがちであると指摘する。そして、長期的な視点を持ち、自分の人生にとって本当に意味のあることをするためには、どのような考え方や行動が必要なのかを、具体的な事例を交えて解説している。
本書の要点は以下の3点に絞られる。
人生はロングゲームである。
これは、短期的な視点では成功しているように見えても、長期的には失敗に終わることが多いことを意味する。例えば、短期的にはお金を稼ぐことが成功の指標のように思われますが、長期的には、お金よりも、自分の人生にとって本当に意味のあることをすることが重要である。
自分の人生にとって本当に意味のあることをする。
これは、自分の価値観や信念に基づいて、自分の人生を生きることである。自分の人生にとって本当に意味のあることをすることで、人生に充実感と幸福感を得ることができる。
失敗を恐れず、挑戦する。
これは、自分の人生をより良くするために、失敗を恐れずに挑戦することである。失敗を恐れずに挑戦することで、成長し、学ぶことができる。
ムアムアさん、私も読みました。「本当に意味のあることをする。」「失敗を恐れず」・・・ド正論ですよね。
一つ一つ見ると、それほど新しいことを言っているわけではないですね。自己啓発系の本ではよく言われていることです。本書ではそれが網羅的にかかれていて、これ一冊でカバーできているところが良いですね。
ドリー・クラーク氏の経歴
ドリー・クラークは、アメリカのマーケティング戦略コンサルタント、作家、講演者である。ハーバード大学神学大学院を卒業後、コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務。その後、独立してコンサルタントとして活動を始め、現在は、デューク大学フクア経営大学院とコロンビア大学ビジネススクールで教鞭を執っている。
ドリー・クラークは、世界で最も権威のある経営思想家ランキング「Thinkers 50」に2期連続で選出されている。また、ハーバード・ビジネス・レビュー、フォーチュン、ウォール・ストリート・ジャーナルなど、世界中の主要メディアに寄稿している。
これをいうと、「性差別」と言われそうですが、著者は女性なんですね。
日本ではまだこういった本を書く女性は珍しいですよね。うらやましいです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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