【作者】中村淳彦
【発行日】2021年
【おすすめ度】★☆☆ 面白かった。
【キーワード】港区女子/逆年功序列/奨学金/茶飯女子/衰退国家/女性の貧困
【NDC10版】367.21 女性史・事情 日本
お金が目的の若い女性と、社会的地位の高い中年男性
『パパ活女子』は、中村淳彦氏によって描かれた作品であり、社会現象として注目されている「パパ活」に焦点を当てています。本書は、女性がデートや交際を通じて経済的支援を受ける男性を探す「パパ活」の実態に迫ります。
「パパ活」の主な出会いの場は、交際クラブやオンラインアプリといった場所であり、男女のマッチング後に金額や会う頻度などの条件を合意し、関係を築いていく様子が描かれています。この活動には、お金が目的の若い女性と、社会的地位の高い中年男性といった異なる背景を持つ利用者が関与しています。
マヒマヒさん、私も読みました。なかなかコメントしにくいテーマの本を投稿しましたね。
別に仙丈さんやムアムアさんを責めているわけではないですよ。
私も読みました。若い子は、おじさんが嫌いなんだ、ということがわかりました・・・・。
女性の貧困
また、コロナ禍で困窮した女性たちが「パパ活」に参加することが増えていることも本書で取り上げられています。パパ活は彼女たちにとって、セーフティネットから外れてしまった自助の場となっているのです。中村淳彦氏は異能のルポライターとして、日本社会の格差の拡大や性愛の劣化といったいびつな現実を鋭く描き出しています。
『パパ活女子』は、現代社会の一部として浮かび上がってきた「パパ活」というテーマに深く切り込み、その舞台裏や背景に光を当てています。
やはり「貧困」というテーマもはいってますね。
序盤のバブリー(?)な雰囲気から、徐々に貧困へとテーマが移ります。そのコントラストがより悲惨さを浮き彫りにしています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
にほんブログ村に参加しています。バナーをクリックしていただけると励みになります。