【著者】湊かなえ
【発行日】2012年
【おすすめ度】★☆☆ 面白かった
【キーワード】小鳥の恩返し
【NDC10版】913.6 : 日本文学–小説.物語
女性の心の内側を描く
『サファイア』は、人間の不思議で切ない出会いと別れ、そして己の罪悪と愛と希望を描いた珠玉の短編集です。表題作「サファイア」をはじめ、「真珠」「ルビー」「ダイヤモンド」「猫目石」「ムーンストーン」「ガーネット」の全七篇が収録されています。
湊かなえさんらしい深い人間描写と、心の奥底をえぐるような展開が印象的な作品でした。それぞれの短編が異なる宝石を題材にしながらも、共通して「女性の心の内側」を描いているのが特徴です。特に、表題作「サファイア」では、期待と裏切り、そして愛の儚さが切なく描かれており、心に残る一篇でした。
また、重厚なテーマが多い中で、「小鳥の恩返し」のように、少し軽めの話もあり、バランスが良いと感じました。全体的に読みやすく、それぞれの物語がどこかしら自分の人生や感情と重なる部分があるため、共感しながら読み進めることができました。
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マヒマヒさん、私も読みました。湊さんらしい内容が、短編なのでさっくり読めるのが良いですね。私も「小鳥の恩返し」の話はちょっとコミカルで好きですね。
僕も読んだ。「小鳥の恩返し」いいね。
みんな小鳥推しですね。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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