【作者】古舘恒介
【発行日】2021年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。
【キーワード】エネルギー革命/ちから/E=mc2/エントロピー/二元論
【NDC10版】501.6 工業基礎学 工業動力.エネルギー
「エネルギー」
『エネルギーをめぐる旅』は、古舘恒介氏による、歴史・科学・宗教・政治などの様々な分野について「エネルギー」を切り口に論じた書籍である。
ムアムアさん、私も読みました。4部構成ですが、部ごとにテーマが大きく動いて、読者を飽きさせないです。また著者の見識の広さを感じました。
著者の古舘氏プロの文筆家ではなく、エネルギー関係の企業に勤めている方のようです。
ところで、仙丈さんは第何部が面白かったですか?
特に第1部ですね。「火」「太陽エネルギー(農耕・森林)」「蒸気機関」「電気」「肥料」といった歴史上のトピックについて、『サピエンス全史』の視点とは違った、「エネルギー」という切り口で論じているところが、著者らしい、と思いました。
要約
第1部 量を追求する旅:「火」「農耕」「森林」「産業革命」「電気」「肥料」「工業化」など人類史をエネルギーの視点で論じている。
第2部 知を探求する旅:エネルギーの本質を熱力学や相対性理論を用いて考察している。
第3部 心を探求する旅:宗教や社会、経済について、エネルギーの視点で論じている。
第4部 旅の目的地:これから取り組むべき人類の問題について論じている。
『エネルギーをめぐる旅』は、読者にエネルギーに関する広範な知識と洞察を提供する一冊であり、著者の深い洞察と興味深いエピソードが読者を引き込むであろう。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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