【作者】アルモプッレ・スマナサーラ
【発行日】2010年
【おすすめ度】★★☆ 面白かった。おすすめします。
【キーワード】テーラワーダ仏教/アーティフィシャル(人工的)な社会
【NDC】184 法話・説教集
余計な考えが苦しみを生む
『くじけないこと』は、人生の逆境を乗り越えるためのヒントが詰まった一冊です。著者は、スリランカの仏教僧侶であり、世界中で講演や執筆活動を行っています。
著者は、「人工的な社会が、余計な考え(怒り、嫉妬、他人の目、こうあるべき論など)を植えつけ、それが苦しみを生む」と考察している。そして、もっとシンプルに、論理的に考えれば苦しみは消える、と説く。また世の中は変化する(無常)なのだから、一旦だした結論を、状況に合わせて柔軟に変更し、対応していくことが必要とも説いている。
私も読みました。スマナサーラ師の教えは、とてもシンプルかつ論理的で、私が思う「ザ・仏教徒」的です。
一つだけ苦情を言わせてもらえれば、具体例として仕事や家庭でのトラブルとその解決法が書かれているが、若干浮世離れしていると感じらます。それは氏の生活が、一般日本人と違うので仕方がない面があると思いますけど。
確かに。まったく同感です。
この本だけではないですが、著者は、一神教を「嫉妬深い神」「殺し合いの元」と言ってはばからない。また大乗仏教を「余計な、非論理的な事が加えられている」とも言っている。
確かに、と思うけど、なかなかここまで言えないよね。
確かに、まったく同感です。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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